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三菱重、4-6月期6割増益 ガスタービンや防衛など好調

ロイター / 2024年8月6日 14時41分

三菱重工業が6日に発表した2024年4─6月期(24年度第1・四半期)の連結事業利益(国際会計基準)は、前年同期比60.7%増の835億円だった。写真は2022年12月撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Nobuhiro Kubo

[東京 6日 ロイター] - 三菱重工業が6日に発表した2024年4─6月期の連結事業利益(国際会計基準)は、前年同期比60.7%増の835億円だった。ガスタービン、航空エンジン、防衛・宇宙が大きく売り上げを伸ばすとともに、工事の採算改善、円安などが寄与。同四半期として過去最高だった。

通期見通しは3500億円のまま据え置いた。IBESがまとめたアナリスト13人の事前予想の平均値3826億円を下回った。

会見した小沢寿人・最高財務責任者(CFO)は「足元で金融市場が激しい動きを示しているが、変化の荒さを別にすれば、水準自体はいまだ年度初めに想定したレンジの範囲内」とし、計画通りに事業が進んでいると説明した。同社はもともと1ドル=145円で今年度の計画を立てている。

4─6月期の受注高は前年同期比15%増の1兆8475億円と、同四半期として過去最高だった。大型案件が複数あった前年度の反動で防衛が減少したが、電力需要の拡大でガスタービンが大きく伸長した。事業利益は増収に加え、賃上げなどのコスト増を円安が相殺した。

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