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EXCLUSIVE-中国企業、サムスン製先端メモリーを備蓄 米輸出規制に備え=関係筋

ロイター / 2024年8月6日 14時59分

中国の華為技術(ファーウェイ)や百度(バイドゥ)を含むIT大手やスタートアップが、米国の対中半導体輸出規制を見越して韓国サムスン電子製の広帯域メモリー(HBM)を備蓄していることが、関係筋の話で分かった。写真はサムスンの工場で2022年9月に撮影(2024年 ロイター)

Heekyong Yang Fanny Potkin Karen Freifeld

[ソウル/シンガポール 6日 ロイター] - 中国の華為技術(ファーウェイ)や百度(バイドゥ)を含むIT大手やスタートアップが、米国の対中半導体輸出規制を見越して韓国サムスン電子製の広帯域メモリー(HBM)を備蓄していることが、関係筋の話で分かった。

中国勢が年初から購入を増やした結果、2024年前半のサムスンのHBM売上高の約30%を中国向けが占めたという。

米政府は今月、新たな対中半導体輸出規制を公表する計画と、ロイターが関係筋の話として先週報じていた。

HBMは米エヌビディアの画像処理半導体(GPU)のような生成AI(人工知能)向け半導体に欠かせないメモリーだ。HBMを手がける大手企業は韓国のSKハイニックスとサムスン、米マイクロン・テクノロジーの3社しかいない。

シンガポールの投資会社、ホワイト・オーク・キャピタルの投資ディレクター、ノリ・チウ氏は「中国国内の技術開発がまだ完全に成熟していないため、サムスン製HBMに対する中国の需要が際立って強い。他のメーカーは既に生産能力いっぱいまで米AI企業から受注している」と指摘した。

中国で備蓄されているHBMの数量や金額を推定するのは難しいが、衛星メーカーから騰訊控股(テンセント・ホールディングス)のようなIT大手に至るまでさまざまな企業が買いだめていると関係筋は明かした。

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