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米キャタピラー、第2四半期利益が予想上回る 値上げが寄与

ロイター / 2024年8月7日 2時51分

米重機械メーカーのキャタピラーが6日発表した第2・四半期決算は利益が市場予想を上回った。2019年12月撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)

Shivansh Tiwary Abhinav Parmar

[6日 ロイター] - 米重機械メーカーのキャタピラーが6日発表した第2・四半期決算は利益が市場予想を上回った。北米で需要が鈍化しているものの大型掘削機などの値上げが寄与した。

通期の調整後営業利益の見通しを従来予測から引き上げたため、株価は寄り付き前の取引で4%上昇した。

第2・四半期の調整後1株当たり利益は5.99ドル。市場予想の平均は5.54ドルだった。

サード・ブリッジのアナリスト、ライアン・キーニー氏は「キャタピラーの価格設定の強さは引き続き、利益見通しの安定した基盤となるだろう。ただ、2023年と比べた受注量の軟化は、米国以外の市場、特に中国の不確実性を浮き彫りにしている」と指摘した。

第2・四半期の売上高は167億ドルと前年同期の173億ドルから減少。市場予想にほぼ一致した。

北米の全体の売り上げは1%増えたものの、建設機械事業の売り上げは横ばいだった。

2021年のバイデン政権によるインフラ投資法の恩恵は、米国以外の地域での軟調な売り上げを乗り切るのに役立っていたが、先細りし始めている。

アジア太平洋地域での機械の売り上げは9%減少し、欧州・アフリカ・中東地域では16%減。一方、中南米は5%増えた。

販売台数の減少はディーラー在庫の変動が主な要因。前年同期には増えていたディーラー在庫は第2・四半期に減少した。

中国では不動産市場の低迷がインフラへの投資を圧迫し、キャタピラーの売り上げは過去数四半期減っている。アジア太平洋地域での売上高減少の要因として、円安の影響も挙げた。

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