1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

ハマス、最高指導者にシンワル氏 イスラエル奇襲の中心人物

ロイター / 2024年8月7日 7時44分

イスラム組織ハマスは6日、パレスチナ地区ガザのトップを務めるヤヒヤ・シンワル指導者(61)(写真)を、イランで先週殺害されたハニヤ最高指導者の後任に選出したと発表した。2022年10月撮影(2024年 ロイター/Mohammed Salem)

Yomna Ehab

[カイロ 6日 ロイター] - イスラム組織ハマスは6日、パレスチナ地区ガザのトップを務めるヤヒヤ・シンワル指導者(61)を、イランで先週殺害されたハニヤ最高指導者の後任に選出したと発表した。対イスラエル強硬路線をさらに強化する動きとみられる。

シンワル氏は昨年10月7日に起きたハマスによるイスラエル奇襲の中心人物とみられ、ガザに潜伏している。

ガザ南部ハンユニスの難民キャンプで生まれ、イスラエルの刑務所に長年収監された後、2017年にハマスのガザ指導者に選ばれた。

ハマスがシンワル氏選出で一致したことを示す兆候として、同組織幹部はハニヤ氏の後継者と目されていたハレド・メシャル氏もシンワル氏を支持したと述べた。

イスラエルにとってこの任命は、ハマスが敵であることを再確認するものであり、ネタニヤフ首相はガザでの軍事作戦を最後まで遂行すべきとの主張を強めるとみられる。

イスラエル軍のハガリ報道官は、10月7日の攻撃はシンワル氏が首謀したものだとし、追及し続ける方針を表明した。

ホワイトハウスはシンワル氏の任命についてコメントを控えたが、米政府の考えに詳しい人物は、ハマスが停戦交渉で強硬姿勢を強め、合意形成が困難になる可能性があるという認識を示した。

ただ、 シンワル氏が正式に任命される前から、戦闘停止の合意について同氏が最終決定権を持つだろうということをイスラエルはすでに認識しており、今回の発表はそれを確実にしたに過ぎないとも指摘した。

ハマス幹部のオサマ・ハムダン氏はアルジャジーラに対し、ハマスが停戦交渉で合意に向けて引き続き尽力しており、ハニヤ氏が主導していた交渉チームはシンワル氏の下で継続されると述べた。

パレスチナの政治アナリスト、ハニ・アルマスリ氏は、シンワル氏の任命はイスラエルに対する直接的な挑戦で、ハマスがシンワル氏の「過激で強靭なアプローチ」を堅持しているというメッセージを送るものだと述べた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください