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米国株式市場=急反発、米景気後退懸念和らぐ エヌビディア上昇

ロイター / 2024年8月7日 6時46分

米国株式市場は急反発して取引を終えた。2019年9月撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)

Caroline Valetkevitch

[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が1%上昇して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)当局者の発言を受け景気後退懸念が和らぎ、前日の大幅な下げから反発した。

ダウ工業株30種も上昇したが、主要3指数はいずれも終盤にかけて上げ幅を縮小し、日中高値を大きく下回って引けた。

FRB当局者らは5日、7月雇用統計の弱い内容を勘案しても崖から落ちるような景気後退が起きているわけではないとの認識を示した。そうした状態に陥らないためにも利下げが必要だと指摘した。 

CMEのフェドウオッチによると、市場では9月に50ベーシスポイント(bp)の利下げが実施される確率が75%、25bpの確率が25%織り込まれている。

S&P主要セクターは全てが上昇。不動産と金融の上げが目立った。

半導体大手エヌビディアは4%近く上昇し、S&Pとナスダックの最大の押し上げ要因となった。

チェリー・レーン・インベストメンツのパートナー、リック・メクラー氏は「市場は上値が重くなっていたが、ナスダックを中心にある程度再評価された。金利低下で株価が支えられるとの見方が再び広まりつつある」と語った。

FRB関連で次の重要イベントとなるのはワイオミング州ジャクソンホールで22─24日に開かれる経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でのパウエル議長の講演だ。

配車大手ウーバー・テクノロジーズは11%上昇。第2・四半期の売上高と利益が市場予想を上回った。ライドシェアと出前などの宅配サービスに対する安定した需要が追い風となった。

重機械メーカーのキャタピラーは3%高。第2・四半期利益が予想を上回った。北米で需要が鈍化しているものの大型掘削機などの値上げが寄与した。

米取引所の合算出来高は135億2000万株。直近20営業日の平均は124億8000万株。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.59対1の比率で上回った。ナスダックでも1.93対1で値上がり銘柄が多かった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 38997.66 +294.39 +0.76 38736.22 39449.53 38638.30

前営業日終値 38703.27

ナスダック総合 16366.86 +166.77 +1.03 16261.36 16620.32 16137.65

前営業日終値 16200.08

S&P総合500種 5240.03 +53.70 +1.04 5206.42 5312.34 5193.56

前営業日終値 5186.33

ダウ輸送株20種 15332.55 +220.45 +1.46

ダウ公共株15種 995.09 +3.88 +0.39

フィラデルフィア半導体 4567.57 +48.12 +1.06

VIX指数 27.71 -10.86 -28.16

S&P一般消費財 1384.87 +14.31 +1.04

S&P素材 557.73 +3.10 +0.56

S&P工業 1032.91 +12.02 +1.18

S&P主要消費財 838.82 +4.57 +0.55

S&P金融 689.62 +9.92 +1.46

S&P不動産 260.75 +5.85 +2.30

S&Pエネルギー 667.46 +2.68 +0.40

S&Pヘルスケア 1718.33 +8.29 +0.48

S&P通信サービス 287.80 +3.48 +1.22

S&P情報技術 3915.24 +43.01 +1.11

S&P公益事業 369.89 +3.02 +0.82

NYSE出来高 11.81億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 33720 - 520 大阪比

シカゴ日経先物9月限 円建て 33605 - 635 大阪比

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