米ボラティリティー連動型ファンド、売り一巡か
ロイター / 2024年8月7日 8時51分
アナリストによると、米株式市場の急落を増幅させてきたボラティリティー連動型ファンドの売り圧力が今後和らぐ可能性がある。写真はニューヨークで2020年10月撮影(2024年 ロイター/Mike Segar)
Saqib Iqbal Ahmed
[ニューヨーク 6日 ロイター] - アナリストによると、米株式市場の急落を増幅させてきたボラティリティー連動型ファンドの売り圧力が今後和らぐ可能性がある。
ボラティリティーコントロールファンドやトレンドフォロー型CTA(商品投資顧問)を含むボラティリティー連動型ファンドは市場が落ち着いてる局面で買いを入れ、ボラティリティーが拡大すると売りを出すシステマティック投資戦略を取る。過去数週間に大幅な売りを出し、景気懸念や世界的なキャリートレードの巻き戻しによる相場急落を増幅した。
オプション調査会社ティア1アルファの推計によると、S&P総合500種が3%安となった5日の相場急落で、ボラティリティー連動型ファンドによる売りは約700億ドルに膨らんだ。この日は投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(恐怖指数、VIX)が取引時間中に過去最大の上昇を記録し、2020年10月以来の高水準で引けた。
これらファンドは過去3週間で1500億ドル相当の売りを出したという。ただ、投資残高を大幅に減らした結果、売りのペースが和らぐ可能性がある。
ティア1アルファのクレイグ・ピーターソン最高経営責任者(CEO)は「バランス調整の必要性は通常、最大でも2─3日で解消する。一段の弱気相場にならない限りこの売りが月末まで続くとは見込んでいない」と述べた。
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