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ロシア裁判所、ライファイゼン銀行の国内事業売却を阻止

ロイター / 2024年9月6日 10時26分

オーストリア銀行大手ライファイゼン・バンク・インターナショナル(RBI)は5日、ロシア事業の売却計画が現地裁判所によって阻止されたと発表した。写真は2023年2月、モスクワで撮影(2024年 ロイター/Tatyana Makeyeva)

Emma-Victoria Farr John O'Donnell Alexandra Schwarz-Goerlich

[フランクフルト/ウィーン 5日 ロイター] - オーストリア銀行大手ライファイゼン・バンク・インターナショナル(RBI)は5日、ロシア事業の売却計画が現地裁判所によって阻止されたと発表した。欧米諸国にはRBIの撤退はロシアとの関係遮断の試金石。今回の法的措置によってロシアと西側の対立は一段と激しくなった。

RBIは、ロシアが2022年2月にウクライナに侵攻開始後、欧州中央銀行(ECB)など規制当局の強い要請を受けてロシア事業の分離方針を表明した。ただ、計画は進展が乏しく、今も数百のロシア企業が国際決済インフラとして利用する。不可欠な金融ライフラインだけに、今回の裁判所の決定は欧米銀行のロシア法人に対する株式凍結措置の中で最大規模となった。

RBIによると、裁判所が現地法人の株式を凍結する決定を下し、売却が妨害された。RBIは今後、裁判所の決定棄却を求める方針。

RBIはウィーンからモスクワまでの1800万人以上の顧客と4万4000人の従業員を抱える。オーストリアと東欧の多くの国々にとっても金融の要。

イタリアの銀行大手ウニクレディトもロシア撤退を求められているが、事業規模はRBIの方がはるかに大きい。

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