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OPECプラス、今後1年は現状の生産水準維持へ=JPモルガン

ロイター / 2024年9月6日 11時27分

 9月5日、JPモルガンはノートで、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」が少なくとも今後1年は現在の生産水準を維持するとの見通しを示した。写真はOPECのロゴ。オーストリアのウイーンで5月撮影(2024 ロイター/Leonhard Foeger)

[5日 ロイター] - JPモルガンは5日のノートで、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」が少なくとも今後1年は現在の生産水準を維持するとの見通しを示した。これにより、2025年の北海ブレント先物の平均価格が1バレル=75ドルになると予想した。

OPECプラスは5日、10月から予定していた減産幅の縮小を延期することで合意。必要に応じて減産幅縮小をさらに延期、もしくは撤回する可能性があるとした。

北海ブレント先物は、米国と中国の需要への懸念とリビアによる供給増の可能性から1バレル=73ドルを下回り、1年2か月ぶりの安値で推移している。

JPモルガンは減産を段階的に終了する機会は閉ざされたとし、原油価格は2025年末までに60ドル台前半まで下落するとの見通しを示した。

同行は「60ドルは生産者にとっても消費者にとっても良い価格ではない。OPECが市場管理に固執するなら、日量100万バレルの追加減産が必要になる」と指摘した。

さらに、25年に大幅な需要減が予想されることから、市場はOPECプラスによる不要な供給を回避できる価格を求めていると分析した。

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