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新興国株指数、インド株ウエートが最大へ=モルガン・スタンレー

ロイター / 2024年9月6日 14時27分

Bharath Rajeswaran

[ベンガルール 5日 ロイター] - 米金融大手モルガン・スタンレーが4日付の顧客向けメモで新興国の株価指数「MSCIエマージング・マーケッツ (EM)指数」に言及し、インド株のウエートが中国株を上回って指数影響が最も大きくなるのは近いとの見通しを示した。

これにより、インド株は従来よりも外国の資金を引き寄せ、一段高への追い風になるとの期待を示した。世界の株式相場は既に最高値圏にあるが「インド株は強気相場の中間点を超えたばかりと考えている」と踏み込んだ。

インド株ウエートは8月の同指数リバランスで19.8%に上昇し、中国の24.2%に迫った。インドは2020年12月の9.2%から着実に上がってきたが、中国は39.1%から低下している。

モルガン・スタンレーのリダム・デサイ氏が率いるアナリストらはメモで「基本的にウエートが上昇すると外国からの(資金)流入が確実に増えることを意味する」と指摘。その上で「平均的な新興国投資ポートフォリオの中でインド株比率が低い状況では、外国人投資家を取り巻く環境としては一段と好ましい」と述べた。

インド規制当局に登録された「外国ポートフォリオ投資家(FPI)」は今年、これまでに計5317億8000万ルピー(63億3000万ドル)相当のインド株を購入した。6月以降は買い越している。インド総選挙後の従来政策の継続に加え、政策金利の引き下げが世界的な傾向になるのが間近い状況にあることが背景にある。

国内の機関投資家や投資信託、個人投資家が継続して資金を投入しており、主要株価指数ニフティ50の過去最高値更新につながっている。今年の同指数の上昇率は16%に及び、中国を含む他のほとんどの市場よりも大きい。

デサイ氏は、インド政府の財政再建が進むことで民間部門の借り入れと支出が刺激されて次の収益成長の原動力となると予想している。また、外国機関投資家(FII)からの資金流入が増加して流動性が豊富になり、市場の耐久性を高めることにつながるという。

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