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日経平均は4日続落、米雇用統計にらみ調整 円高も重し

ロイター / 2024年9月6日 15時28分

 9月6日 東京株式市場で日経平均は、前営業日比265円62銭安の3万6391円47銭と、4日続落して取引を終えた。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Hiroko Hamada

[東京 6日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比265円62銭安の3万6391円47銭と、4日続落して取引を終えた。午前は自律反発狙いの買いでプラス圏で推移する場面もあったが、次第に売りが優勢となり午後には一時400円超安に下げた。米雇用統計の公表を控えポジション調整の動きがみられたほか、為替の円高進行が相場の重しとなった。

日経平均は前営業日比157円高で寄り付いた後、上げ幅を広げ241円高の3万6898円28銭で高値を付けた。ただ、買いは続かず徐々に上げ幅を縮小。景気敏感株やハイテク株が軟調な中、後場後半には421円安まで値下がりした。ドルが50銭ほど円高方向に進んだことも嫌気された。一方、内需関連の一角などには買いが入った。

市場では依然として米景気の先行き懸念がくすぶっており、8月米雇用統計への警戒感が一段と高まっている。「指標が下振れた場合は米金利の低下によって為替が円高方向に進むとみられ、調整が深まる可能性もある」(外資証券・アナリスト)という。

松井証券のシニアマーケットアナリスト・窪田朋一郎氏は、目先の日本株について「ドルが142円台と円高方向に進む中では、外需関連株の重しとなりやすい。日経平均は8月に付けた安値(3万1156円12銭)を割れる可能性は低いものの、どちらかというとまだ下方向を試しやすい」とみている。

TOPIXは0.89%安の2597.42ポイントで取引を終了。プライム市場指数は0.89%安の1336.75ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は3兆8553億4400万円だった。東証33業種では、電気・ガス、倉庫・運輸関連、小売などの5業種が値上がり。機械、鉄鋼、電気機器など28業種は値下がりした。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.93%安の643.88ポイントと、反落した。

個別では、東京エレクトロン、アドバンテストなどハイテク株が軟調だった。ソニーグループ、トヨタ自動車など主力銘柄も売られた。指数寄与度の大きいファーストリテイリングは小幅高、ソフトバンクグループは1%超安だった。

資生堂、良品計画、J.フロント リテイリングは堅調だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり433銘柄(26%)に対し、値下がりが1163銘柄(70%)、変わらずが48銘柄(2%)だった。

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