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FRB利下げ開始の「時期到来」、ペースは柔軟に対応=ウォラー理事

ロイター / 2024年9月7日 2時26分

ウォラーFRB理事は、今月の会合で利下げを開始する「時期が来た」と述べた上で、利下げの幅やペースについては柔軟に対応していく姿勢を示した。昨年3月、サンフランシスコで撮影(2024年 ロイター/Ann Saphir/File Photo)

[6日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は6日、FRBが今月の会合で利下げを開始する「時期が来た」と述べた上で、利下げの幅やペースについては柔軟に対応していく姿勢を示した。

ウォラー理事はノートルダム大学での講演で「経済指標で裏付けられれば、その後会合での利下げも適切になる」とし、「経済指標で一段と大きな幅での利下げの必要性が示されれば、支持する」と言及。「2022年にインフレが加速した際に利上げを前倒しで実施していくことを強く支持した。適切なら(同様に)前倒しで利下げを実施することを主張する」と述べた。

米労働省がこの日発表した8月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比14万2000人増で予想を下回った。ただ失業率は4.2%で前月の4.3%から小幅低下した。 

ウォラー氏は「労働市場の軟化が続いているとの見方が裏付けられた」と指摘。米経済が景気後退(リセッション)に向かっている兆候はないとしながらも、FRBの政策の焦点が物価安定から完全雇用に移行する中、このところの一連の経済指標を踏まえ、もはや「忍耐」ではなく「行動」が必要になっているとの考えを示した。

また、賃金の伸びはFRBが2%に設定するインフレ目標に整合する形で鈍化していると指摘。インフレは目標達成に向け正しい軌道に乗っているとの認識を示し、利下げを開始できる状況にあると述べた。

その上で、9月の会合で予想される利下げは「経済と雇用が引き続き拡大する中で、慎重に実施される」と言及。「インフレが安定している状況下で、必要に応じて経済を支援するため迅速に行動する準備ができている」と述べた。

FRBが今月の会合で0.25%ポイントの利下げを決定する確率は70%であることが短期金利市場で織り込まれている。

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