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NY外為市場=ドル上昇、米雇用統計受け不安定な動き

ロイター / 2024年9月7日 6時15分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが不安定な取引の中、上昇した。2023年7月撮影(2024年 ロイター/Jose Luis Gonzalez)

[ニューヨーク 6日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが不安定な取引の中、上昇した。この日発表された8月の米雇用統計は予想を下回る内容となったものの、労働市場の減速が引き続き秩序だったものであることが示唆された。

米労働省が6日発表した8月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比14万2000人増で予想を下回った。ただ失業率は4.2%で前月の4.3%から小幅低下した。

雇用統計公表後、ドルは大半の主要通貨に対して下落したものの、すぐに切り返した。

主要通貨に対するドル指数は0.2%高の101.21。

ユーロは対ドルで0.3%安の1.108225ドル。データ公表直後は、1.1155ドルまで急騰する場面もあった。

TDセキュリティーズ(ニューヨーク)の米国金利戦略責任者、ゲンナディ・ゴールドバーグ氏は「きょうのデータは、市場が次回の利下げ幅が25ベーシスポイント(bp)か50bpのどちらになるか判断するのを難しくしたと思う」と述べた。

LSEGのデータによると、市場は米連邦準備理事会(FRB)が9月17─18日のFOMCで、現在5.25─5.50%の政策金利を4.75─5.00%に引き下げる確率を31%とみている。データ発表前は約43%だった。

ドルは対円で0.7%安の142.42円で、4営業日続落となる見込み。

安全資産としての需要と日銀による利上げが近いとの観測が、円の下支えとなっている。

FRBのウォラー理事はこの日、FRBが今月の会合で利下げを開始する「時期が来た」と述べた上で、利下げの幅やペースについては柔軟に対応していく姿勢を示した。

英ポンドは約0.4%安の1.3131ドル。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは約4%安の5万3600ドル。リスクの高い資産回避の動きから、1カ月ぶりの安値に沈んだ。

ドル/円 NY終値 142.27/142.31

始値 142.86

高値 143.89

安値 141.79

ユーロ/ドル NY終値 1.1083/1.1087

始値 1.1107

高値 1.1155

安値 1.1066

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