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米大統領選、トランプ氏が優勢 ノースカロライナで勝利確実予想

ロイター / 2024年11月6日 14時2分

 5日に投票が行われた米大統領選は開票が進み、共和党のドナルド・トランプ氏がリードしている。写真は同日、メーン州の投票所で撮影(2024年 ロイター/David Swanson)

[アトランタ(米ジョージア州) 5日 ロイター] - 5日に投票が行われた米大統領選は開票が進み、共和党のドナルド・トランプ氏がリードしている。バイデン大統領に敗れた2020年の選挙よりも幅広い支持を集めている。

投票の3分の1が集計された時点で、トランプ氏が獲得した選挙人は211人と、民主党のカマラ・ハリス副大統領の145票を上回っている。全米538人の選挙人のうち270人を獲得した候補が当選する。

トランプ氏は南部の激戦州ジョージアとノースカロライナでリードしている。エジソン・リサーチによると、ジョージアでは開票率90.3%時点でトランプ氏の得票率は50.9%、ハリス氏は48.3%となっている。

調査会社デシジョン・デスクHQとAP通信はトランプ氏がノースカロライナで勝利を確実にしたと伝えた。

他の激戦州は東部ペンシルベニアが開票率80%時点で、トランプ氏の得票率は51.2%、ハリス氏は47.8%となっている。

中部ウィスコンシン州は開票率70%時点で、トランプ氏が50.6%、ハリス氏47.7%。ミシガン州は開票率40.1%時点でトランプ氏51.3%、ハリス氏47%などとなっている。

出口調査速報では投票者の48%がハリス氏に好意的と回答し、トランプ氏は44%となった。有権者の73%が米国の民主主義が脅かされていると捉え、約3分の1がそれぞれ民主主義と経済を最も重要な争点だと考えていることも分かった。[nL6N3LZ083]

またヒスパニック系有権者のトランプ氏に対する支持率は45%と、ハリス氏の53%を下回っているが、20年の大統領選から13ポイント上昇した。

各地の投票所では多くの有権者が列を作り、一部の州で混乱が起きた以外は整然と投票が行われた。連邦捜査局(FBI)は激戦州の一部で投票所にロシアから発信されたとみられる偽の爆破予告があったと発表した。[nL6N3MC0MM]

トランプ氏は投票締め切りの数時間前に自身のプラットフォーム「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、激戦州ペンシルベニアのフィラデルフィアで「大規模な不正があったと多く語られている」と主張。その後、ミシガン州デトロイトでも不正があったと投稿した。

地元当局は偽情報だとしている。

この日、フロリダ州の邸宅近くで投票したトランプ氏は記者団に対し「もし私が負け、選挙が公正であれば、私は真っ先にそれを認めるつもりだ」と語った。[nL6N3MC0M1]

関係筋によると、トランプ氏は邸宅兼高級リゾート「マールアラーゴ」で選挙結果を見守り、その後に近くの集会所で支持者に演説する予定だという。実業家イーロン・マスク氏もトランプ氏と一緒に開票結果を見ると述べた。

ハリス氏はこの日、ラジオのインタビューで有権者に投票を呼びかけた。同日中に首都ワシントンにある母校のハワード大学で学生向けに演説する予定。

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