独サービスPMI、10月改定51.6に上昇 需要は低迷
ロイター / 2024年11月6日 18時52分
[ベルリン 6日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた10月のドイツのHCOBサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は51.6と、9月の50.6から小幅に上昇し、3カ月ぶりの高水準となった。
上昇は過去5カ月で初めて。ただ需要の低迷は続いている。
PMIは50が好不況の分かれ目となる。
ハンブルク商業銀行のエコノミスト、ヨナス・フェルドフーセン氏は「ドイツのサービス部門は、製造業の低迷にもかかわらず、依然として底堅い」と述べた。
ただ、新規事業は2カ月連続で減少。雇用は2009年以降で最長となる4カ月連続で縮小した。特に欧州からの外需が低迷していることが背景。
インフレ圧力は緩和した。産出価格の上昇ペースは過去3年半で2番目の低水準。ただ、投入価格は賃上げを背景に小幅に上昇した。
将来の成長については、引き続き慎重ながら楽観的な見方が示された。景気の好転と購買力の向上に対する期待が背景。
サービス業と製造業を合わせた総合PMIは48.6。9月の47.5から上昇したが、依然50を下回っている。
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