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EU、3月にも不法移民「送還ハブ」提案へ=スウェーデン首相

ロイター / 2025年1月6日 14時12分

 1月2日、スウェーデンのクリステション首相は、欧州連合(EU)が不法移民摘発促進のための「送還バブ」創設を、早ければ3月にも提案する可能性があるとの見方を示した。写真は2023年10月、オスロで撮影。NTB提供(2025年 ロイター)

[2日 ロイター] - スウェーデンのクリステション首相は2日、欧州連合(EU)が不法移民摘発促進のための「送還バブ」創設を、早ければ3月にも提案する可能性があるとの見方を示した。オーストリアのネハンマー首相と会談後の共同会見で語った。

極右や強硬路線を掲げる政党への支持が広がる欧州では、移民対策が大きな政治問題として避けて通れなくなっている。こうした中でEUは昨年10月、在留資格のない移民を域外で安全と見なす国のハブに送る仕組みを検討中だと表明した。

クリステション氏は、そうした仕組みについて欧州委員会で移民を担当するブルンナー委員と協議し、ブルンナー氏が今年春に具体的な提案をすると約束したと明かした。

クリステション氏の通訳によると、同氏は今年春について、おそらく3月のどこかの時点を意味すると述べたという。

一方、ネハンマー氏は移民対策をEUの課題として掲げ続けるクリステション氏の姿勢を称賛し、出入国管理廃止を定めたシェンゲン協定に参加している欧州18カ国にとって移民流入制限が利益になるという点で足並みがそろっていると強調した。

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