英総合PMI、12月50.4に低下 コロナ禍以来の大規模雇用削減
ロイター / 2025年1月6日 19時1分
1月6日、 S&Pグローバル/CIPSがまとめた12月の英国の総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は50.4で好不況の分かれ目である50は上回ったものの11月の50.5から低下し、2023年10月以来の低水準となった。ロンドンで9月撮影(2025年 ロイター/Mina Kim)
Andy Bruce
[6日 ロイター] - S&Pグローバル/CIPSがまとめた12月の英国の総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は50.4で好不況の分かれ目である50は上回ったものの11月の50.5から低下し、2023年10月以来の低水準となった。雇用が過去4年で最大の減少を記録した。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミクス・ディレクター、ティム・ムーア氏は「予算案発表後の企業の見通し悪化が12月も続いた。今後1年の生産の伸び予想は11月と同じく23カ月ぶりの低水準だった」と述べた。
雇用はコロナ禍のロックダウンが実施された21年1月以降、最大の減少を記録した。
12月に人員削減を行った企業は「圧倒的に」コストの上昇を理由とし、特に予算で発表された雇用者社会保険料引き上げが原因だという。
コストは4月以来の大幅な上昇となった。
「調査回答者の4人に1人近くが、雇用者数が全体的に減少したと回答した。パンデミックを除けば、この15年間で最も急ピッチで雇用が減少している」という。
サービスPMIは51.4から51.1に下方改定された。先週発表された製造業PMIも11カ月ぶり低水準に下方改定された。
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