米アマゾン、生成AI活用のアレクサを今月発表へ=消息筋
ロイター / 2025年2月6日 10時43分
米アマゾン・ドット・コムは、生成人工知能(AI)によって機能を強化した音声アシスタントサービス「アレクサ」を今月発表する方針だ。2021年10月撮影のイメージ写真(2025年 ロイター/Mike Blake/Illustration)
[5日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムは、生成人工知能(AI)によって機能を強化した音声アシスタントサービス「アレクサ」を今月発表する方針だ。事情に詳しい3人の消息筋が明らかにした。
アレクサへの生成AI活用はサービスのてこ入れ策として以前から期待されていたが、品質や応答速度を巡る問題から開発が遅れていた。
アレクサの最新版が発売されれば、2014年の当初版導入がデジタルアシスタントの波を加速させて以来、最も大きな改良となる。
アマゾンは今月26日に米ニューヨークで開くイベントへの招待状を報道関係者に送った。イベントでは同社のデバイス・サービス部門責任者のパノス・パナイ氏が説明する。同社の広報担当者は、アレクサを中心としたイベントになると話したが、詳しくは説明しなかった。
アレクサを搭載した5億台を超える機器が利用されているアマゾンにとって、生成AIを活用した最新版アレクサは大きな事業機会をもたらす一方、重大なリスクも伴う
アマゾンは赤字のアレクサ部門を黒字転換する取り組みを進める中、最新版アレクサの投入により数億人の利用者から課金できるともくろむ。
事情通によると、アレクサの最新版は音楽の再生やレストランの予約で使うため、顧客の好みを覚えるように設計されている。また、利用者は1回のやりとりで複数の指示を出すことができる。従来のアレクサは1回のやりとりでは1つの指示にしか対応できない。
ロイターが閲覧した社内資料や事情通の話によると、アマゾン幹部は最新版アレクサの発売準備が整ったかどうかを今月14日に開く社内会議で最終的に判断する。
アマゾンは最新版アレクサに月額5─10ドルの利用料適用を検討しているが、当初はサービスの提供を限定された人数の利用者にとどめて料金は徴収しない方針だ。
バンク・オブ・アメリカのアナリストチームは、アマゾンはアクティブユーザーの10%が月額5ドルのサービス料金を支払えば、年間で6億ドルを稼ぎ出せると推計している。
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