訂正ニコン、通期営業益予想190億円に下方修正 光学部品など販売下振れ

(本文４段落目の「ヘルスケア事業自体が全体の中で大きな割合を占めていないことから」を「生産する製品群が同事業の中で大きな割合を占めていないため」に訂正します。)

［東京　６日　ロイター］ - ニコンは６日、２０２５年３月期の連結営業利益予想（国際会計基準）を２２０億円から１９０億円（前年比５２．２％減）へ下方修正した。

光学部品などを扱うコンポーネント事業で、半導体やファクトリーオートメーション（ＦＡ）市況の回復が遅れ、販売が下振れる。ＩＢＥＳがまとめたアナリスト１０人の予想平均２３０億円を下回った。

２４年４ー１２月期の連結営業利益は前年同期比７６．４％減の８１億円だった。

大村泰弘専務執行役員は、トランプ政権の関税について、多様なビジネスを展開しているため、多少の変動はあるものの、「特に大きな影響は受けないと思う」と述べた。ヘルスケア事業は中国に拠点を持っているものの、そこで生産する製品群が同事業の中で大きな割合を占めていないため（訂正）、適切に対応できるという。