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グリーンランド連立与党、3月総選挙後に独立巡る住民投票計画

ロイター / 2025年2月7日 7時39分

デンマーク自治領グリーンランド議会でエーエデ首相が率いるイヌイット・アラカチギット(IA)党と連立を組むシウムート党は2月6日、来月11日に予定している総選挙の後にグリーンランド独立の是非を問う住民投票を実施する計画だと表明した。写真はシウムート党の広報担当者ドリス・イエンセン氏。2021年4月、ヌークで撮影された提供写真。Scanpix/via REUTERS(2025年 ロイター)

Jacob Gronholt-Pedersen

[ヌーク(グリーンランド) 6日 ロイター] - デンマーク自治領グリーンランド議会でエーエデ首相が率いるイヌイット・アラカチギット(IA)党と連立を組むシウムート党は6日、来月11日に予定している総選挙の後にグリーンランド独立の是非を問う住民投票を実施する計画だと表明した。

背景には、トランプ米大統領が戦略的に重要と見なすグリーンランドの購入に繰り返し意欲を示していることがある。

シウムート党の広報担当者ドリス・イエンセン氏はロイターに、2009年制定の法令でグリーンランドには広範な自治権が与えられており、そこには完全な独立向けた協議をする権利が含まれていると主張。「われわれが独立国家となるまで、グリーンランドの今後を左右する交渉に公的な立場で参加できる機会は限られてしまう」と語り、そうした交渉を自力で行えるようにするには、デンマークからの独立が不可欠だと説明した。

一方、シウムート党のエリック・イエンセン党首はデンマークの放送局に対して、来月の次の選挙までの間に独立を巡る住民投票が実施されるとの見通しを示したが、より具体的な時期には言及していない。

グリーンランド議会選は4年ごとに行われる。

同議会に議席を持つ5つの政党はいずれも、グリーランドが米国領になることには反対している。先週公表された世論調査でも住民の85%が反対意見で、半数近くはトランプ氏の言動を「脅威」と受け止めた。

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