ハマス、停戦へ交渉継続と表明 「イスラエルがなお合意回避」

　３月６日、パレスチナのイスラム組織ハマスは、イスラエルと停戦合意に達するまで仲介国を通じて交渉を続けると表明した。写真は４日、イスラエルとガザの国境付近で撮影（２０２４年　ロイター/Ammar Awad）

Nidal al-Mughrabi　Bassam Masoud

[ドバイ／カイロ／ラファ（ガザ地区） ６日 ロイター] - パレスチナのイスラム組織ハマスは６日、イスラエルが停戦交渉に参加していないものの、合意に向けた取り組みを続けると表明した。

エジプトのカイロには、ハマス、カタール、エジプトの代表団が集まり、来週初めに始まるイスラム教の断食月ラマダンまでに４０日間の停戦を実現しようとしている。

ハマスは「わが民族に対する侵略の包括的な停止に到達するために必要な柔軟性をこちらは示しているが、占領者（イスラエル）は依然として合意を回避している」とする声明を出した。

ガザ南部のハンユニスではイスラエル軍の攻撃が続き、住民は夜通し空と陸上で爆発音が響いたと話した。中部の町や難民キャンプもイスラエル軍戦闘機の攻撃を受けたという。

ガザ保健当局によると、イスラエル軍の攻撃による死者は３万０７００人を超えた。この２４時間に８６人が死亡したという。