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米上院銀行委の民主党議員、FRB議長にレポ市場巡り説明要求

ロイター / 2020年2月7日 9時0分

 2月6日、米上院銀行委員会の民主党議員らは、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長に書簡を送り、短期金融市場で昨秋に資金需給がひっ迫し、金利が急騰したことを受けてFRBが講じた市場安定化策について説明を求めた。写真は米首都ワシントンで1月29日撮影(2020年 ロイター/Yuri Gripas)

[6日 ロイター] - 米上院銀行委員会の民主党議員らは、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長に書簡を送り、短期金融市場で昨秋に資金需給がひっ迫し、金利が急騰したことを受けてFRBが講じた市場安定化策について説明を求めた。

パウエル氏は2月12日に同委員会で証言する見通し。書簡を送ったのはシェロッド・ブラウン議員や民主党の大統領候補者指名争いに出馬しているエリザベス・ウォーレン議員など。

書簡は、レポ市場のボラティリティーに対応し、FRBの当局者らが流動性及び資本の要件やそのほかの規制を「緩和あるいは変更する」可能性を検討したかどうかについて説明を求めている。

米短期金融市場では昨年の9月半ばに、銀行や企業が資金調達する際に支払うレポ金利が急上昇し、一時10%まで跳ね上がる場面があった。

これに対応し、FRBの金融調節を担うニューヨーク連銀はレポ市場に大量の資金を供給してきた。FRBはまた、10月半ばに月額600億ドルの財務省短期証券(Tビル)の購入を開始し、バランスシート拡大に動いた。

FRBは前週の連邦公開市場委員会(FOMC)後、レポ市場での資金供給オペを少なくとも4月まで続けると表明。また、Tビルの購入額を第2・四半期に減らす可能性を示した。

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