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ドル109円後半、米雇用統計待ち

ロイター / 2020年2月7日 15時34分

 2月7日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、小幅にドル安/円高の109円後半。写真は2017年6月撮影(2020年 ロイター/THOMAS WHITE)

[東京 7日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、小幅にドル安/円高の109円後半。ドルは早朝一時110円台に乗せ2週間半ぶり高値を付けたものの、110円台の滞空時間は短かった。市場参加者は新型肺炎関連のニュースに食傷気味になっているとされ、今夜発表される米雇用統計に関心を寄せている。

ドルは早朝の取引で110.04円まで上昇。1月21日以来2週間半ぶり高値を更新したが、日本や中国などアジア株が上げ一服となる中、次第にドルも戻り売りに押された。

市場では110円以上に実需の売りオーダーが断続的に並んでいるとの認識が広がっており、「新型肺炎にまつわる良いニュースだけでは、それらの売りをこなしきれない。とりあえずは今夜の雇用統計待ちだ」(金融機関)との声が上がっていた。

海外短期筋は、本邦実需勢の売りと足並みをそろえて110円台ではドルを売るスタンスだとされるが、目先の上値抵抗線とされる110.30円を上回ればドル買いで参入する公算が大きいという。

トランプ米大統領が6日、中国の習近平国家主席と電話会談し、新型コロナウイルスの感染拡大に立ち向かう中国の力強さと復活力を確信していると述べたとの報道が伝わったが、市場の反応は限定的だった。

中国人民銀行はこの日、コロナウィルス流行による中国経済への影響は一時的なものになるとの認識を示したほか、中国経済は依然底堅いとし、金融市場を支援する意向を改めて示した。

中国は金融市場に対して既に大量の流動性を供給しているが、きょうは13日に香港で手形を300億元発行する計画を明らかにした。

金融証券市場は一連の流動性供給を好感しているものの、「大幅に元を買い戻せるほど、楽観的な状況ではない」(金融機関)との見方も出ており、状況次第では再び7元台となる可能性がある。

オフショア市場の人民元は一時1ドル=6.9872元まで下落した。人民元は前日の午後から緩やかに元安方向に傾いている。

豪ドルは74円前半から73円後半へ下落。中銀はきょう公表した金融政策報告書で干ばつと森林火災、新型肺炎の影響を反映させ、2019年第4・四半期のGDP予想を、2.3%から2.0%へ引き下げた。

ドル/円   ユーロ/ドル   ユーロ/円

午後3時現在 109.87/89 1.0978/82 120.65/69

午前9時現在 109.95/97 1.0979/83 120.73/77

NY午後5時 109.99/00 1.0980/81 120.78/82

(為替マーケットチーム)

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