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ドル指数4カ月ぶり高値、堅調な米雇用統計受け=NY市場

ロイター / 2020年2月8日 7時19分

2月7日のニューヨーク外為市場ではドル指数が上昇し4カ月ぶりの高値を付けた。堅調な内容だった1月の米雇用統計が追い風となった。写真は2016年11月撮影(2020年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 7日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が上昇し4カ月ぶりの高値を付けた。堅調な内容だった1月の米雇用統計が追い風となった。

ドル指数の週間上昇率は2年超ぶりの大きさとなった。

ドルはポンドやカナダドルに対しても2カ月ぶりの高値を付けた。対スイスフランでは6週間ぶり、対ユーロでは4カ月ぶりの高値となった。

ただ、新型コロナウイルスの感染拡大を巡る懸念が続く中、安全資産の円に対しては下落した。

この日発表された1月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月から22万5000人増と、伸びが加速した。1月は比較的暖かかったため、気候に左右されやすい部門で雇用が増えた。設備投資の低迷が悪化する中でも米経済が緩やかに伸び続ける可能性を示唆した。市場予想は16万人増だった。

サクソ・マーケッツのFXセールストレーダーは1月の米雇用統計を受け「米経済の拡大が確認された」と指摘。「米連邦準備理事会(FRB)は当面、政策金利を据え置くだろう」と述べた。

終盤の取引で、ドル指数<.DXY>は0.2%高の98.687。

ドルは対スイスフラン で0.3%高の0.9772フラン、対カナダドル で0.1%高の1.3301カナダドル、対ポンド で0.3%高の1.2887ドルとなった。

対円 では0.2%安の109.76円。新型コロナウイルスの感染拡大で安全通貨への買いが膨らんだという。

FRBは7日に発表した半期に一度の金融政策報告書で、新型コロナウイルスの感染拡大による副次的な影響が米経済見通しのリスクの1つと述べた。

世界保健機関(WHO)のテドロス事務総長によると、新型コロナウイルスによる中国国内での死者は7日時点で637人に達した。中国国内での感染者は計3万1211人。ロイターの算出によると、中国国外では27カ国・地域に拡大し、320人の感染が確認されている。

ユーロも下落。ドイツ連邦統計庁が発表した2019年12月の鉱工業生産指数は、前月比3.5%低下し、2009年1月以降で最大の低下となった。対ドル では一時1.0943ドルと昨年10月以来の安値を付けた。終盤は0.3%安。週間では1.3%安となり、昨年11月以来の大幅な値下がりとなった。

オフショア人民元は対ドルで0.4%安の7.005元。週間では小幅高だった。

ドル/円 NY終値 109.72/109.75

始値 109.82

高値 110.00

安値 109.54

ユーロ/ドル NY終値 1.0943/1.0947

始値 1.0951

高値 1.0977

安値 1.0943

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