衣料業界、ネット販売に勢い 営業再開でも店舗の戻り鈍く
ロイター / 2020年5月8日 3時41分
新型コロナウイルスの危機のさなか、衣料業界では一部の店舗が再開し始めたものの消費者は依然として外出を控えており、オンライン通販を手掛ける企業が「勝ち組」となっている。ベルリンのプーマ店舗で4月撮影(2020年 ロイター/Annegret Hilse)
[ベルリン 7日 ロイター] - 新型コロナウイルスの危機のさなか、衣料業界では一部の店舗が再開し始めたものの消費者は依然として外出を控えており、オンライン通販を手掛ける企業が「勝ち組」となっている。
欧州最大の衣料オンライン通販ザランド
対象的に、世界2位の衣料小売りであるスウェーデンのH&M
コンサルティング会社マッキンゼーが4月30日から5月3日に実施したドイツの調査によると、回答者の半分以上が生活必需品以外の買い物をしていない。小売店は再開しているものの、大半の消費者がリスクを最小限に抑えようとしている。回答者の41%が、スーパーマーケット以外の買い物を控える意向で、半分以上の回答者が経済に対する不安を示した。
<高級品もネット加速>
コンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーが7日に公表した調査によると、一部の国が封鎖措置を解除しているほか中国市場が持ち直している兆しがある中でも、世界での高級品の販売は第2・四半期に50ー60%落ち込む見込みだ。ただ、高級品のオンライン通販は底堅さを保つとした。新型ウイルスの危機を受け、オンライン通販が加速し、高級品のオンライン販売は2019年の12%から2025年までに30%に達するとの見通しを示した。
独スポーツ用品大手プーマ
ドイツのファッションブランド、ヒューゴ・ボス
ベインによると、中国の来店者数は前年から半分近くに減った一方で買い物意欲は増しており、平均支出も増えた。
ヒューゴ・ボスはオンラインの売り上げが第1・四半期に39%増え、全体の売り上げの11%を占めた。4月は一段と伸びたという。プーマはオンラインの売り上げが第1・四半期に40%増え、4月は77%増加した。
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