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韓国系工場のガス漏れ、インド調査委員会が工場移転を勧告

ロイター / 2020年7月7日 15時46分

 7月7日、インド南部ビシャカパトナムにある韓国LG化学系のLGポリマーズの化学工場で今年5月にガス漏れが起き、12人が死亡した事故を調査していた地元政府の委員会は、同工場を住宅地から移転させることを勧告した。写真は工場の周囲を除染する作業員。5月8日、ビシャカパトナムで撮影(2020年 ロイター/R Narendra)

[チェンナイ/ソウル 7日 ロイター] - インド南部ビシャカパトナムにある韓国LG化学<051910.KS>系のLGポリマーズの化学工場で今年5月にガス漏れが起き、12人が死亡した事故を調査していた地元政府の委員会は、同工場を住宅地から移転させることを勧告した。

調査報告書の全文が7日明らかになった。

地元政府は前日、工場側に過失があり、警告システムが機能していなかったと表明していた。

LG化学は7日、多くの安全対策を導入したと表明。「調査に全面的に協力した。調査結果に真摯に対応し、相応の対策を講じる」との声明を発表した。

事故調査委員会は、事故の主因として、貯蔵施設の不適切な設計、古い貯蔵タンクの無計画なメンテナンス、警告サインの無視など21の問題点を挙げ、このうち20の問題は経営陣に責任があると指摘した。

古い貯蔵タンク内の温度が許容値の6倍以上に上昇していたという。

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