中国の資産運用ルール、導入延期を勧告=報告書
ロイター / 2020年7月7日 18時10分
7月7日、中国のシンクタンクは、資産運用に関する包括的なルールの導入を2022年末まで2年間先送りすべきだとの報告書をまとめた。写真は上海の金融機関点灯で2015年11月撮影(2020年 ロイター/Aly Song)
[北京 7日 ロイター] - 中国のシンクタンクは7日、資産運用に関する包括的なルールの導入を2022年末まで2年間先送りすべきだとの報告書をまとめた。
シャドーバンキング(影の銀行)の取り締まりで打撃を受けている金融機関に猶予期間を与えることを規制当局に勧告した形だ。
報告書は金融機関に対し、簿外の理財商品を毎年少なくとも30%減らし、2022年末までにゼロにするよう求めている。
報告書をまとめたのは、中国財富管理50人論壇と清華大学国家金融研究院。
清華大学国家金融研究院は、中国人民銀行(中央銀行)系のシンクタンク。中国財富管理50人論壇も、人民銀行の元総裁や元財政次官が最高顧問を務めているシンクタンクだ。
報告書は、各金融機関がそれぞれの状況に応じて、規制当局と協力して、簿外の理財商品を減らす必要があると主張。これ以上の期限の延期はすべきではないとしている。
中国では、銀行の理財商品を通じたリスクの高いシャドーバンキングや過剰なレバレッジを取り締まる目的で、2018年4月に資産運用に関する包括的なルールが正式に公表されたが、金融機関からの反対が相次いでおり、現行ルールでは2020年末まで導入が猶予されている。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1わずか1週間で閉店「りゅう社長」"撤退劇"の真相 「話題作り?」との声もあったが実際は全然違った
東洋経済オンライン / 2024年10月25日 8時30分
-
2「事業撤退→年2000万個」チーズデザート成功の訳 ひとりの社員の熱意が、会社を動かした
東洋経済オンライン / 2024年10月25日 8時40分
-
3「問えるのは欲望がある人間だけなんです」AI開発、シリコンバレーの最前線で今起きていること
文春オンライン / 2024年10月25日 6時0分
-
4「年金だけで生活できない」はウソである…社労士が解説「国が認めている節税テクニック」の知られざる効果
プレジデントオンライン / 2024年10月24日 18時15分
-
5便利な「無料AI翻訳」なぜ仕事で使うとヤバいのか リスクは入力した情報の二次利用だけではない
東洋経済オンライン / 2024年10月25日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください