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WHO、コロナ空気感染の「証拠浮上」 感染経路かどうか精査

ロイター / 2020年7月8日 2時32分

世界保健機関(WHO)高官は7日、新型コロナウイルスの空気感染(飛沫核感染)の可能性を示す「証拠が出始めている」ことを認識し、「感染経路の一つである可能性を見極めている」と明らかにした。NIAID-RML提供(2020年 ロイター)

[ジュネーブ 7日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)高官は7日、新型コロナウイルスの空気感染(飛沫核感染)の可能性を示す「証拠が出始めている」ことを認識し、「感染経路の一つである可能性を見極めている」と明らかにした。

WHOは新型コロナ感染が主に感染者の咳やくしゃみや会話で鼻や口から出る飛沫によるとしているが、米紙ニューヨーク・タイムズは4日、科学者数百人が空気感染の可能性を示す科学的根拠があると指摘し、WHOに対し推奨する対策を見直すよう求めていると報じた。

別の高官は「混み合って閉め切られ、換気が悪いという極めて特定の状況において、空気感染の可能性は排除できない」としつつも、「証拠を収集し、解析する必要がある」と述べた。

WHOは数日中に、新型コロナの感染経路についてこれまでに分かっている科学的証拠の概要を発表する見通し。

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