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中国、米報道機関の記者証更新に遅れ 米国への対抗措置か

ロイター / 2020年9月7日 19時6分

 9月7日、中国当局は、ブルームバーグやCNN、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)など米報道機関の一部ジャーナリストの記者証更新を遅らせている。2019年7月、上海で撮影(2020年 ロイター/Aly Song)

[北京 7日 ロイター] - 中国当局は、ブルームバーグやCNN、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)など米報道機関の一部ジャーナリストの記者証更新を遅らせている。当該の報道各社が伝えた。中国は、米国駐在の中国人記者の査証(ビザ)問題を巡って、米国と対立している。

米国では、複数の中国人記者が現在、失効したビザの更新を待っている。関係者によると、中国人記者は90日の猶予期間の間は米国に滞在できるが、その期限も11月上旬には切れる。

WSJの英国人記者のジェレミー・ペイジ氏、CNNの米国人記者デービッド・カルバー氏、ブルームバーグの非米国籍の記者2人は、記者証の失効後およそ2カ月間は中国で就労することを認めるとした文書を受け取ったという。

中国外務省の華春瑩報道官は7日、ツイッターに「中国人記者が米国で公平な扱いを受けるのであれば、われわれは中国にいる米記者たちとの素晴らしい協力関係を喜んで継続する意向だ」と投稿。

「CNNなどの記者のビザ延長申請は処理中であり、その間は何の問題もなく中国で生活し、働くことが可能だ」などと説明した。

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