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トランプ米大統領、バイデン氏に謝罪要求 ワクチン反対論提唱と主張

ロイター / 2020年9月8日 7時18分

 トランプ米大統領は9月7日、政権の新型コロナウイルス対応に批判的な民主党の大統領候補、バイデン前副大統領に対し、ワクチン反対論を唱えているとして謝罪を要求した。ホワイトハウスで撮影(2020年 ロイター/Sarah Silbiger)

[ワシントン 7日 ロイター] - トランプ米大統領は7日、政権の新型コロナウイルス対応に批判的な民主党の大統領候補、バイデン前副大統領に対し、ワクチン反対論を唱えているとして謝罪を要求した。

トランプ氏は、新型コロナワクチンが11月3日の大統領選前にも実用化される見通しを示し、対応の早さを強調している。しかし、これについては政治的な圧力の下で安全性が確認される前にワクチン接種が開始されるのではないかとの懸念も出ている。

民主党陣営からは、副大統領候補のハリス上院議員がワクチンに関するトランプ大統領の言葉をそのまま信用することはないと発言。バイデン氏は、科学者の助言に耳を傾けるよう国民に促している。

トランプ氏は7日、ホワイトハウス前で開いたレーバーデーの記者会見で「バイデン氏と非常にリベラルな副大統領候補、議会で最もリベラルな人物は、私に言わせれば能力がなく、この国を破壊し、この国の経済を破壊するだろう。彼らは無責任な反ワクチン論を唱えており、それについて今すぐ謝罪すべきだ。科学への信頼を損ねる行為だ」と述べた。また、バイデン氏を「愚か者」と表現した。

トランプ氏が戦死した米兵を「負け犬」呼ばわりしたとの米誌アトランティックの報道は改めて「でっち上げ」と否定し、「そんなことを言うのはけだものだけだ」と語った。

一方で、米労働市場の回復も強調し、バイデン氏が大統領になれば、こうした前進が後戻りすると主張した。

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