先進国、21年末までにほぼ正常化も ワクチン有効なら=ゲイツ氏
ロイター / 2020年10月7日 10時31分
米マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツ氏は6日、新型コロナウイルスワクチンの有効性が確認されて早期に準備が整い、適切な規模で提供されれば、先進国は2021年終盤までに正常に近い状態に戻る可能性があるとの見方を示した。写真は2018年4月、国際会議に出席したゲイツ氏。(2020年 ロイター/Yuri Gripas)
[ロンドン 6日 ロイター] - 米マイクロソフト
ゲイツ氏は、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催のイベント「CEOカウンシル」で、「最良のシナリオでは、来年終盤までに正常にかなり近い状態に戻るだろう」と述べた。
その上で「ワクチンが成功するかどうかはまだ分からない」とし、「生産拡大には時間がかかるため、米国内や米国と他国の間で配分が主な争点になるだろう」と指摘した。
西側諸国では、米製薬大手ファイザー
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は6日、新型コロナのワクチンが年末までに準備できる可能性があると述べた。[nL4N2GX3PF]
ゲイツ氏と妻メリンダ氏の慈善団体「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」は9月、16社の製薬会社とワクチンの生産加速や広範な早期分配に関する合意書に署名した。
ワクチンの開発レースでは、ロシアが独自に開発したワクチンの臨床試験とともに一般国民への投与を推進しており、安全面などで懸念が浮上している。
ゲイツ氏は「われわれはロシアや中国とも協議している」と明らかにした。その上で、科学的見地からは両国のワクチンは十分に有効なプロジェクトであるものの、信頼性の高い第3段階の臨床試験が行われていないことから国外での需要が抑制される可能性があるとした。
新型コロナの感染抑制と経済再開への取り組みでうまくバランスを取った国としては、韓国やオーストラリアを挙げた。
この記事に関連するニュース
-
モデルナ、BARDAの緊急対応パートナーシップを通じてプロジェクトアワードを受賞し、mRNAベースのパンデミックインフルエンザワクチンの開発を加速
PR TIMES / 2024年7月8日 16時45分
-
武見敬三厚生労働大臣に対し、グローバルヘルス分野における日本のODA支出拡大を要請
PR TIMES / 2024年7月7日 23時40分
-
アングル:忍び寄る「ヒトからヒト」へ、科学者が恐れる鳥インフルの変異
ロイター / 2024年7月6日 8時6分
-
米Auxilius、臨床試験のコスト管理改善で市場創出|前年比800%の急成長、1000万ドルを調達
Techable / 2024年7月4日 8時0分
-
SAS、イノベーションを実証するSAS Customer Recognition Awards 2024受賞者を発表
Digital PR Platform / 2024年7月3日 11時11分
ランキング
-
1イスラエルが「ヒズボラ」拠点を空爆
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月29日 3時21分
-
2プーチン大統領 中距離ミサイル配備と改めて警告 ドイツへの長射程ミサイル展開に対抗措置
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月29日 1時38分
-
3米カリフォルニア州で山火事急拡大、24時間で2倍に
ロイター / 2024年7月29日 10時27分
-
4「汚物風船戦争」は南北リアル戦争にエスカレーションか?
ニューズウィーク日本版 / 2024年7月29日 12時47分
-
5ハリス米副大統領の偽動画拡散=Xでマスク氏、オーナー自ら規約違反か―米大統領選
時事通信 / 2024年7月29日 15時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)