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前香港立法会議員の許智峯氏、「香港のHSBCに不信感」

ロイター / 2020年12月7日 15時16分

香港立法会(議会)の前議員で、民主活動家の許智峯(テッド・フイ)氏は、自身の銀行口座の一部は凍結されていなかったとした上で、金融大手HSBCをこれ以上信頼することはできないため資金を速やかに移したことを明らかにした。写真は、2020年11月25日に撮影された香港立法会(議会)の議場風景。(2020年 ロイター/Lam Yik)

[香港 7日 ロイター] - 香港立法会(議会)の前議員で、民主活動家の許智峯(テッド・フイ)氏は、自身の銀行口座の一部は凍結されていなかったとした上で、金融大手HSBCをこれ以上信頼することはできないため資金を速やかに移したことを明らかにした。

同氏は昨年の反政府デモに関連して刑事責任を問われていることを受け、英国への亡命を目指して香港を離れた。

同氏は6日、民主活動を続けるため家族とともに英国に亡命しようと香港を出た後に自身の香港の銀行口座が凍結されたと説明。フェイスブック上で「香港のHSBCに対して完全な不信感を抱いているため、私の家族は自らの預金をある程度安全な場所にすぐさま移した」とした。

許氏はソーシャルメディアを通じてロイターに対し、自身や妻、親の名義になっている中国銀行(香港)、HSBC、恒生銀行の口座が凍結されたことを明らかにした。これ以上の詳細については明かさなかった。

HSBCは状況が「不正確に伝えられ」ていることに失望しているとしたものの、具体的な口座の活動にコメントすることはできないとして、詳細な説明を避けた。

HSBCの広報担当者は電子メールで「銀行は市場におけるネガティブニュースを把握すれば、責任の一環として関連口座の実態調査(デューデリジェンス)を強化する」と説明。「われわれは事業を運営する司法管轄区域の法律に従わざるを得ない」とした上で、「これ以上の問い合わせは法執行機関に向けられるべきだ」とした。

恒生銀行の広報担当者は個人口座の詳細についてはコメントしないと述べた。

中国銀行からは今のところコメントを得られていない。

香港警察は6日遅く、マネーロンダリング(資金洗浄)と新国家安全法違反の疑いで、銀行口座が凍結され海外に逃亡した香港人1人を捜査していると発表した。今のところ警察が捜査しているのが許氏かどうかは不明だ。

許氏は先月、香港政府が立法会の民主派議員4人の資格剥奪を決めたことに抗議し、議員を辞任した。

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