アストラゼネカのワクチン、米治験で有効性明確に=コロナ対策幹部
ロイター / 2020年12月8日 1時54分
米新型コロナウイルス対策幹部は7日、英製薬大手アストラゼネカとオックスフォード大学が共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、米国での大規模臨床試験(治験)で有効性の程度が明確になるという考えを示したニューヨークで昨年4月撮影(2020年 ロイター/Brendan McDermid)
[シカゴ 7日 ロイター] - 米新型コロナウイルス対策幹部は7日、英製薬大手アストラゼネカとオックスフォード大学が共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、米国での大規模臨床試験(治験)で有効性の程度が明確になるという考えを示した。
これまでの治験では、まずワクチンの半分の量を投与し、その後全量投与した群の予防効果が90%に達する一方、2回とも全量投与した群の予防効果は70%程度と差が出た。
米国の治験には約3万人のボランティアが参加しており、1月下旬までにデータが得られる予定だ。
米コロナウイルスワクチン予防ネットワークの共同リーダーで、政府のワクチン開発加速計画「ワープ・スピード作戦」の治験を統括するラリー・コリー氏は「米国での試験では全員が一様に投与量を増やし、投与量も分かっているので非常に安心できる」と指摘。
また、英国での治験では投与が正しく行われていなかったが、投与量の違いだけでは、英国とブラジルの治験で見られた効果のばらつきを完全に説明することはできないとし、「治験データの問題点の一つは、スケジュールと用量に統一性がなく、結果の解釈が難しくなっていることだ」と述べた。
その上で「個人的には、アストラゼネカのワクチンに有効性があるように思われ、米国で行われている現在の治験でその有効性が定義されるのではないか」とした。
ワープ・スピード作戦のモンセフ・スラウイ首席顧問は先週、アストラゼネカのワクチンについて、来年1月下旬にも治験結果が得られ、その後ワクチンの緊急使用許可申請が提出される可能性があると述べた。
この記事に関連するニュース
-
アッヴィ、米国FDAが再発又は難治性の濾胞性リンパ腫に対するエプコリタマブの2番目の適応承認
共同通信PRワイヤー / 2024年7月18日 11時0分
-
年2回投与のレナカパビル、HIV予防において100%の有効性、および1日1回投与のF/TDFに対する優越性を示す
共同通信PRワイヤー / 2024年7月8日 15時0分
-
再発・進行頭頸部がん患者を対象としたiPS-NKT細胞動注療法に関する第I相医師主導治験が完了しました
PR TIMES / 2024年7月5日 16時45分
-
今年の新型コロナワクチン、生後6カ月以上に接種推奨=米CDC
ロイター / 2024年6月28日 9時35分
-
Kiteのイエスカルタ(R)、新たな臨床試験及びリアルワールドエビデンスが早期治療によるベネフィットを示す
共同通信PRワイヤー / 2024年6月27日 13時0分
ランキング
-
1空港や鉄道、世界で対応に奔走 豪テレビ、映像素材流せず
共同通信 / 2024年7月19日 20時23分
-
2米サイバーセキュリティー企業CEO、世界的システム障害めぐり「問題を修正、まもなく復旧する」と謝罪
日テレNEWS NNN / 2024年7月19日 22時56分
-
3世界的システム障害、復旧になお数日か 米政権も調査に
ロイター / 2024年7月20日 6時50分
-
4焦点:トランプ氏演説、党のイメージ刷新努力台無し 結局いつもの悪口に
ロイター / 2024年7月19日 18時29分
-
5「トランプ家」支配鮮明 共和党大会、息子2人ら影響力増大
産経ニュース / 2024年7月19日 19時46分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)