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午後3時のドルは103円前半、ワシントンでの騒乱が重し

ロイター / 2021年1月7日 15時51分

A supporter of U.S. President Donald Trump holds a U.S. flag while confronting law enforcement officers at the U.S. Capitol during a protest against the certification of the 2020 U.S. presidential election results by the U.S. Congress, in Washington, U.S., January 6, 2021. REUTERS/Jim Urquhart - RC2P2L95CH3R

[東京 7日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後3時時点に比べ、ドル高/円安の103円前半。ドルは国内実需や海外勢の買いを受けて小幅高となったが、6日に米ワシントンで起きたトランプ大統領支持者による騒乱や東京都での新型コロナ感染者が新たに2000人を超えて過去最高となったことなどを受け、ドル/円の反発力は弱まった。

ドルは朝方の取引で一時102.95円まで下落したが、安値では国内輸入企業によるドル買いが流入し、103円台を回復した。正午前には、海外投機筋の一部が日本株買いと円売りを同時に手掛けたとされ、その勢いを借りてドルは103.25円まで上昇した。

しかし、午後に入って、6日にワシントンで起きたトランプ大統領支持者による連邦議会議事堂乱入に関連した死亡者が4人になったことや、東京都の新型コロナ感染者が7日、新たに2000人を超え過去最多となったことが伝わると、ドル買い/円売りは沈静化した。

昨年11月の米大統領選の選挙人投票集計を行う連邦議会で6日、議事堂周辺に集まったトランプ大統領支持者の一部が警備を破り建物内に侵入した。これを受けて議事堂は閉鎖され、上下両院合同本会議の討議も中断された。

ワシントンの警察当局によると、銃で撃たれた女性1人のほか3人が死亡した。逮捕者も52人に上った。

市場では「ワシントンでの騒乱は民主国家として恥ずべきこと。今は影響が小さくても、今後、米国の金融市場にじわじわと効いてくるのではないか」(アナリスト)との見方が聞かれた。

きょう7日は、株高によるリスク選好のセンチメントを背景とするクロス円の上昇が目立った。

ユーロ/円は127.23円まで上昇し、前日付けた1年10カ月ぶり高値に面合わせした。豪ドル/円は一時80.55円付近まで上昇し、2019年4月以来1年9カ月ぶり高値を更新した。

豪ドルやカナダドルなどの資源国通貨は、このところの原油価格の上昇を背景に短期筋が上値追いをしやすい環境となっている。

米国産標準油種WTI先物は現在51.10ドル付近と、昨年2月下旬以来の高値圏での取引となっている。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 103.20/22 1.2311/15 127.06/10

午前9時現在 103.01/03 1.2337/41 127.09/13

NY午後5時 103.04/07 1.2325/29 127.00/04

(為替マーケットチーム)

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