米雇用統計は期待外れ、雇用のボトルネック示唆=リッチモンド連銀総裁
ロイター / 2021年5月8日 0時16分
米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は7日、朝方発表された4月の米雇用統計が「期待外れ」の内容と述べた。写真は2019年5月、ダラスで撮影(2021年 ロイター/Ann Saphir/File Photo)
[ワシントン 7日 ロイター] - 米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は7日、朝方発表された4月の米雇用統計が「期待外れ」の内容と述べた。同時に、回復の弱含みではなく、雇用のボトルネックを示唆しているとの認識を示した。
米労働省が発表した4月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比26万6000人増と、市場予想の97万8000人増を大幅に下回る伸びとなった。労働力不足が要因となった可能性がある。
バーキン総裁は、自身が「総体的」指標として注目する人口に占める雇用者の比率は57.9%と、昨年12月の57.4%から小幅な伸びにとどまっており、新型コロナウイルス危機前の61.1%をなお下回っていると指摘。雇用面での「一段の大幅な進展を期待しており、4月の統計がより力強い内容になると想定していた」と述べた。
米経済が年末までにトレンド成長に回復する公算が大きいとしつつも、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)中に積み上がった家計の貯蓄が「余裕」となり、職場復帰の足かせとなっている可能性があるほか、新型コロナへの懸念や保育サービスの不足、失業保険手当て上乗せなども影響していると指摘。雇用の「問題はもはやデマンドサイド(需要側)ではなく、サプライサイド(供給側)だ」との認識を示した。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1ミニストップ、外国籍の利用客に“不適切な張り紙” 「問題を重く受け止め」謝罪
ORICON NEWS / 2024年9月20日 15時53分
-
2あの「ポーター」が人気商品を大胆に変えた裏側 価格2倍にしても素材変えた吉田カバンの挑戦
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 13時0分
-
3「令和のコメ騒動」不足解消でも楽観できない事情 人口減少社会で「農地改革」が進まない本当の理由
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 8時0分
-
4引っ越しをしたときにNHK受信契約をしないまま15年が経ちました。今後さかのぼって請求されることはありますか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年9月19日 4時20分
-
5東京メトロは「郵政IPOの悲劇」二の舞を防げるか? 求められる戦略は
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月20日 14時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください