ノルウェー、イスラエルとパレスチナの外交チャンネル復活を模索

　ノルウェーのアイデ外相は１１月６日、イスラエルとパレスチナの数十年にわたる紛争の政治的解決策を見い出すため、双方の外交チャンネルを復活させる方法を模索していると明らかにした。１０月３１日、アブダビで撮影（２０２３年　ロイター/Abdel Hadi Ramahi）

[オスロ ６日 ロイター] - ノルウェーのアイデ外相は６日、イスラエルとパレスチナの数十年にわたる紛争の政治的解決策を見い出すため、双方の外交チャンネルを復活させる方法を模索していると明らかにした。

ノルウェーは１９９３年のオスロ合意につながったイスラエルとパレスチナ解放機構（ＰＬＯ）の協議で仲介役を果たした。

その後も、パレスチナ自治区への国際支援を調整する支援国グループ「パレスチナ支援調整委員会（ＡＨＬＣ）」の議長として関与を続けてきた。

アイデ外相は公共放送ＮＲＫで、ＡＨＬＣが外交チャンネルとしての役割を再び果たす可能性に米欧やアラブ諸国のほか、紛争当事者からも関心が寄せられていると述べた。

また「この戦争は３０年前のオスロ合意後に期待された『２国家解決』以外に、永続的な解決策がないことを全ての人に思い出させた」と語った。