ＥＵ高官、ＴｉｋＴｏｋトップに偽情報対策強化を要求

　１１月６日、欧州連合（ＥＵ）のブルトン欧州委員（域内市場担当）は、中国系短編動画投稿アプリ「ＴｉｋＴｏｋ（ティックトック）」運営会社の周受資・最高経営責任者（ＣＥＯ）と電話会談し、アプリ上での偽情報対策の強化を求めた。２０２０年撮影（２０２３年　ロイター/Dado Ruvic）

Foo Yun Chee

[ブリュッセル ６日 ロイター] - 欧州連合（ＥＵ）のブルトン欧州委員（域内市場担当）は６日、中国系短編動画投稿アプリ「ＴｉｋＴｏｋ（ティックトック）」運営会社の周受資・最高経営責任者（ＣＥＯ）と電話会談し、アプリ上での偽情報対策の強化を求めた。

ブルトン氏は１０月、ティックトックに対し、危機対応策に関する情報を同月２５日までに提供するよう要求。１１月８日までに公正な選挙や未成年者の保護に向けた対策の詳細を示すことも命じた。 同氏はティックトックがここ数カ月間、利用者を保護する新機能を搭載したり、不適切なコンテンツを必要に応じて削除する「コンテンツ・モデレーション」や信頼性、安全性の確保に向けて投資したりしてきたことなどの変化を指摘。会談後にロイターに寄せた書面で「われわれは現在、こうした対策でＥＵのデジタルサービス法（ＤＳＡ）を十分に順守できるかを調査している」と説明した。