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中国の途上国融資、2000─21年1.3兆ドル 救済にシフト=報告書

ロイター / 2023年11月7日 10時8分

米ウィリアム・アンド・メアリー大学の研究機関エイドデータは、中国の金融機関が2000─21年に途上国に1兆3400億ドルを融資したとする報告書を公表した。写真は、中国国旗。2023年10月18日に北京で撮影。(2023年 ロイター/Edgar Su)

Rachel Savage Clare Baldwin

[ヨハネスブルグ/香港 6日 ロイター] - 米ウィリアム・アンド・メアリー大学の研究機関エイドデータは、中国の金融機関が2000─21年に途上国に1兆3400億ドルを融資したとする報告書を公表した。インフラ事業から救済融資に焦点が移っていることも分かった。

中低所得国165カ国における約2万1000件のプロジェクトを調べたデータによると、融資は16年の約1360億ドルでピークを打ったものの、21年も依然として約800億ドルの融資や補助金を約束した。

対外融資の資金源と焦点が変化したことも示された。習近平国家主席が途上国にインフラを建設する「一帯一路」構想を打ち出した13年時点では、中国の政策銀行が融資の半分以上を占めていた。そのシェアは15年から下がり始め、21年には22%に低下した。

一方、中国人民銀行(中央銀行)と外貨準備を管理する国家外為管理局(SAFE)は21年に融資の半分以上を占め、ほぼ全額が救済融資だった。

救済融資の多くは人民元建てで、20年にはドル建て融資を上回った。借り手による支払い延滞も増加している。

融資先にも変化が見られ、アフリカ諸国への融資は18年に全体の31%を占めたが、21年には12%に低下。一方、欧州への融資はほぼ4倍の23%に拡大した。

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