米ナイキ、特許侵害でニューバランスとスケッチャーズを提訴

　１１月６日、スポーツ用品の米ナイキは、スニーカーのアッパー部分を製造する同社の独自技術「フライニット」に関連する特許を侵害したとして、同業の米ニューバランスと米スケッチャーズを提訴した。写真は同社のロゴ。ニューヨーク州で２０１９年３月撮影（２０２３年　ロイター／Carlo Allegri）

Blake Brittain

[６日 ロイター] - スポーツ用品の米ナイキは６日、スニーカーのアッパー部分を製造する同社の独自技術「フライニット」に関連する特許を侵害したとして、同業の米ニューバランスと米スケッチャーズを提訴した。

ナイキは賠償金の支払いと特許侵害の停止を求めている。賠償金の請求額は明らかになっていない。

ナイキはこれまでにフライニット関連の特許侵害で同業の独アディダスと独プーマ、カナダのルルレモンに対しても訴訟を起こしており、アディダス、プーマとは和解した。ルルレモンとの訴訟は継続中。

ニューバランスは「競合他社の知的財産権を完全に尊重するが、何十年も前から業界で使われてきた伝統的な製造方法で靴をデザインし生産する独占的な権利をナイキは保有していない」とする声明を発表した。

ナイキとスケッチャーズはコメント要請に応じていない。