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豪中銀、政策金利を4.35%に引き上げ タカ派姿勢弱まる

ロイター / 2023年11月7日 14時4分

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は11月7日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを25ベーシスポイント(bp)引き上げ、12年ぶり高水準となる4.35%とした。さらなる引き締めの必要性にも言及した。写真はシドニーにある中銀の建物。2017年2月撮影(2023年 ロイター/Steven Saphore)

[シドニー 7日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)は7日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを25ベーシスポイント(bp)引き上げ、12年ぶり高水準となる4.35%とした。

これまで4カ月連続で金利を据え置いていた。

追加利上げの必要性についてはデータ次第とし、タカ派姿勢を弱めた格好となった。

中銀は声明で「(最近のデータは)インフレがより長期間より高い水準にとどまるリスクが高まったことを示唆している」と指摘。「金融政策をさらに引き締める必要があるかどうかは、データとリスク評価次第だ」と述べた。

10月は、金融政策の幾分のさらなる引き締めが「必要になる可能性がある」としていた。市場では中銀のタカ派姿勢が弱まっており、今回が最後の利上げになる可能性があるとの見方が浮上している。

豪ドルは0.4%下落し1豪ドル=0.6460米ドル。債券先物は上昇。12月の追加利上げの可能性が低下したとの見方が背景だ。

RBCキャピタル・マーケッツの金利ストラテジスト、ロブ・トンプソン氏は「ハト派的な利上げだ。直ちに追加利上げが必要になるとは示唆していない」とし、「利上げのハードルは高い」と述べた。

今回の利上げは9月に就任したブロック新総裁の下で初の金利変更となった。

中銀は昨年5月以降、計425bpの利上げを実施。第3・四半期の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比5.4%と、中銀の長期目標レンジ(2─3%)を大幅に上回っており、今回の利上げは予想されていた。

ブロック総裁によると、中銀はCPI上昇率が2024年末までに約3.5%になると予想。従来予想の3.3%から引き上げた。25年末までに目標レンジの上限になると予想している。

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