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フィリピンCPI、10月は前年比+4.9% 3カ月ぶり鈍化

ロイター / 2023年11月7日 15時7分

 11月7日、フィリピン統計局が発表した10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.9%上昇で、伸びは3カ月ぶりに鈍化した。マニラで昨年12月撮影(2023年 ロイター/Lisa Marie David)

[マニラ 7日 ロイター] - フィリピン統計局が7日発表した10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.9%上昇で、伸びは3カ月ぶりに鈍化した。中銀への追加利上げ圧力が緩和するとみられる。

ロイター調査による予想は5.6%上昇、中央銀行の予想は5.1─5.9%の上昇だった。9月は6.1%上昇していた。

コメの価格上昇が減速したことなど食品全体がCPI減速に寄与した。変動の激しい食品とエネルギー価格を除いたコアインフレ率は5.3%と、前月の5.9%から鈍化した。

一方、年初からの平均インフレ率は6.4%と、中央銀行の今年の目標(2─4%)を依然上回った。

バリサカン国家経済開発長官は「地政学的な不透明性やエルニーニョ現象など世界的な困難の中、食品、輸送、エネルギーを中心とする商品価格の監視を続けることが不可欠」と述べた。

中銀はインフレ懸念を受けて10月26日に緊急利上げを実施。政策金利の翌日物リバースレポ金利を0.25%ポイント引き上げ6.50%とし、11月16日に再利上げすることにも含みを残した。

リザル・コマーシャル・バンキングのエコノミスト、マイケル・リカフォート氏は、10月のインフレ鈍化とペソ相場上昇、国際原油価格下落が相まって「金利据え置きを後押しするか、少なくとも追加利上げの緊急性を緩和するだろう」と述べた。

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