マツダ、今期営業益2500億円に上方修正 円安効果が寄与

　１１月７日、マツダは２０２４年３月期の連結業績予想を上方修正した。写真はマツダのロゴで、２０１８年５月に都内で撮影（２０２３年　ロイター／Kim Kyung-Hoon）

Maki Shiraki

［東京　７日　ロイター］ - マツダは７日、２０２４年３月期の連結業績予想を上方修正した。営業利益は前年比７６．１％増の２５００億円となる見通しで、従来の１８００億円から７００億円引き上げた。円安などの為替影響が７９８億円押し上げる。

修正後の営業利益予想は、ＩＢＥＳがまとめたアナリスト１４人の予測平均値２２８６億円を上回る。

今期の前提為替レートは１ドル＝１４０円（従来は１２８円）、１ユーロ＝１５１円（同１３９円）に円安方向へ見直した。

一方、今期の世界販売計画は従来の１３０万台から１２８万６０００台に減らした。北米や欧州は想定より増えたが、中国の落ち込みなどを反映した。