スズキ、今期営業益は過去最高の4300億円に上方修正 円安が寄与

　１１月７日、スズキは２０２４年３月期の連結業績予想を上方修正した。写真は同社のロゴ。２０１７年１０月、都内で撮影（２０２３年　ロイター/Toru Hanai）

［東京　７日　ロイター］ - スズキは７日、２０２４年３月期の連結業績予想を上方修正した。営業利益は前年比２２．７％増の４３００億円となる見通し。従来の３６００億円から引き上げ、これまでの過去最高（１８年３月期の３７４２億円）を更新する見込み。

主力市場のインドで四輪車の販売構成が改善しているほか、円安効果で４２０億円押し上げる。

修正後の営業利益予想は、ＩＢＥＳがまとめたアナリスト１８人の予測平均値４０９５億円を上回る。

今期の前提為替レートは、１ドル＝１４１円（従来１３４円）、１ユーロ＝１５２円（同１４８円）、１インドルピー＝１．７２円（同１．６４円）と円安方向に見直した。

今期の四輪販売計画は３１８万８０００台と従来から７０００台引き上げた。インドでの好調などを反映した。一方、四輪生産計画は３３２万９０００台と従来から４万６０００台引き下げた。