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米当局、連邦住宅貸付銀制度見直しへ 住宅ローン事業に注力

ロイター / 2023年11月8日 8時44分

 米連邦住宅金融局(FHFA)は11月7日発表の報告書で、連邦住宅貸付(FHL)銀行システムについて、目的や構造を見直す考えを示した。2022年7月、ワシントンで撮影(2023年 ロイター/Sarah Silbiger)

Pete Schroeder

[ワシントン 7日 ロイター] - 米連邦住宅金融局(FHFA)は7日発表の報告書で、連邦住宅貸付(FHL)銀行システムについて、目的や構造を見直す考えを示した。

FHL銀行は手頃な住宅やその他の経済発展の実現のために銀行に流動性を供給する目的で議会によって設立されたが、報告書はFHL銀行と連邦準備理事会(FRB)の目的の違いを明確にする必要があると指摘した。

報告書はまた、FHL銀行が年月を経るうちに本来の任務から逸脱し、現状に合わせた制度刷新が行われてこなかったと分析した。

報告書は「複雑かつ多様な理由から、FHL銀行システム構成機関の多くで、住宅関連事業への注力の度合いが下がっていた」と説明。その上で「こうした変化を考慮すると、FHL銀行が公益に資するために、事業目的を明確化する必要がある」と強調した。

FHL銀行は金融機関に低コストで融資しており、地方銀行にとって重要な資金調達先となっている。

FHFAは制度見直し案の一つとして、銀行がFHL銀行から資金調達する際に、全資産の少なくとも10%を住宅ローンが占めるなどの要件を設けることを提案。また、現在11あるFHL銀行を8程度にまで減らす可能性にも触れた。

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