原油先物は上昇、米生産見通し下げで供給過剰懸念が後退

　２月７日、アジア時間の原油先物は上昇。米エネルギー情報局（ＥＩＡ）が米国の原油生産について、２０２５年にかけておおむね安定的に推移するとの見通しを示したことを受け、供給過剰の懸念が和らいだ写真は石油精製施設。米カリフォルニア州 で２０２２年３月撮影（２０２４　ロイター／Bing Guan）

Arathy Somasekhar

[７日 ロイター] - アジア時間の原油先物は上昇。米エネルギー情報局（ＥＩＡ）が米国の原油生産について、２０２５年にかけておおむね安定的に推移するとの見通しを示したことを受け、供給過剰の懸念が和らいだ。

北海ブレント先物は００１３ＧＭＴ（日本時間午前９時１３分）現在、０．３８ドル（０．５％）高の１バレル＝７８．９７ドル。米ＷＴＩ先物は０．４１ドル（０．６％）高の７３．７２ドル。

ＥＩＡは６日発表の短期エネルギー見通しで、米国の生産量が２５年２月まで、２３年１２月に記録した過去最大の日量１３３０万バレルを超えることはないとの見通しを示した。

また、２４年の米原油生産の伸び予想を１２万バレル引き下げ、１７万バレルとした。昨年実績の１０２万バレル増を大幅に下回った。