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ガザ休戦交渉、進展見られず バイデン氏発表の提案にハマス難色

ロイター / 2024年6月7日 10時17分

パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘停止に向けた協議は6日も継続されたが、打開の兆しは見えなかった。写真はガザ領内を走行するイスラエル軍の車両。6月5日、イスラエルとガザの境界付近から撮影(2024年 ロイター/Amir Cohen)

[カイロ 6日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘停止に向けた協議は6日も継続されたが、打開の兆しは見えなかった。仲介国エジプトの関係者が明らかにした。

協議は5日に再開。米中央情報局(CIA)のバーンズ長官がカタールの首都ドーハを訪れ、バイデン米大統領が先週明らかにしたイスラエル主導の3段階からなる休戦案について、カタールとエジプトの高官と話し合った。

エジプトの関係者によると、ハマスは提案の特に第2段階について懸念を示しているという。

ホワイトハウスが発表した計画の概要によると、第2段階には敵対行為の恒久的な停止とイスラエル軍のガザ撤退が含まれている。

ハマス幹部のサミ・アブ・ズーリ氏は6日、ロイターに対し、いわゆるバイデン案を歓迎するものの、米国が国連安保理に示した草案はイスラエルの停戦案を基にしていると指摘。「イスラエルの文書は無期限の交渉や、占領軍が人質を取り戻し戦争を再開する段階について述べている」とし、そうした文書は受け入れられないと仲介国に伝えたと語った。

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