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日経平均は小反落、米雇用統計待ちで薄商い 方向感欠く

ロイター / 2024年6月7日 15時42分

 6月7日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比19円58銭安の3万8683円93銭と小幅に反落して取引を終えた。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 7日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比19円58銭安の3万8683円93銭と小幅に反落して取引を終えた。前日の米国株式市場でハイテク株などが下落した流れを引き継いだ。米雇用統計の発表を控えて模様眺めが強まって商いは膨らまず、明確な方向感は出なかった。

日経平均は105円安でスタートした。プラス圏に浮上する場面もあったが、短時間で押し返され、一時142円安の3万8560円85銭に下落した。その後はマイナス圏での小動きが続いた。「個別に材料のあった銘柄の値動きはあったが、全体としては米雇用統計待ちとなった」(松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリスト)との声が聞かれた。

日本時間の今晩に米5月雇用統計の発表を控えた週末の上、来週には米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合が開かれることもあって、ポジションの傾けにくさが意識された。

このところ米国の雇用指標は、労働需給の緩和を示す数字が続いている。仮に雇用統計も弱い数字となれば「米国株は早期利下げへの期待が支援するだろうが、日本株は日銀のタカ派姿勢が警戒されて取り残される可能性がある」(松井の窪田氏)との見方が聞かれた。

TOPIXは0.08%安の2755.03ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.08%安の1418.11ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆4623億8800万円と薄商いだった。東証33業種では、値上がりは非鉄金属やサービス、化学など17業種で、値下がりは電気・ガスや輸送用機器、証券など16業種だった。

個別では、塩野義製薬が年初来安値を更新。肥満症治療薬の試験結果が目標数値を達成できず嫌気された。メガバンクの一角が政策保有株の売却を検討していると一部で報じられたトヨタ自動車のほか、証券取引等監視委員会が傘下の銀行と証券2社を行政処分するよう金融庁に勧告する検討に入ったと一部で報じられた三菱UFJフィナンシャル・グループは軟調だった。

一方、レーザーテックは9日ぶりに反発。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.49%高の621.64ポイントと、3日ぶりに反発した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが954銘柄(57%)、値下がりは633銘柄(38%)、変わらずは60銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 38683.93 -19.58 38597.55 38,560.85─3

8,747.27

TOPIX 2755.03 -2.20 2751.85 2,748.35─2,

760.52

プライム市場指数 1418.11 -1.15 1416.72 1,414.68─1,

420.92

スタンダード市場指数 1238.16 +5.22 1232.37 1,232.37─1,

239.24

グロース市場指数 801.51 +11.24 789.79 789.79─802.

08

グロース250指数 621.64 +9.11 612.20 612.20─622.

18

東証出来高(万株) 134640 東証売買代金(億円 34623.88

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