独連銀総裁、ＥＣＢ利下げ「時期尚早でない」

　６月７日、欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁（写真）は、前日の利下げ決定は時期尚早ではなく、インフレ緩和後の理にかなった対応だと述べた。写真は昨年１１月、キプロス・ニコシアで撮影（２０２４年　ロイター/Yiannis Kourtoglou）

［ベルリン　７日　ロイター］ - 欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は７日、前日の利下げ決定は時期尚早ではなく、インフレ緩和後の理にかなった対応だと述べた。

利下げはしたがＥＣＢは自動運転モードにはなく、なお引き締め的だと指摘した。

関係筋によると、理事会内の一部保守派は、理事会近くになって物価圧力を示唆する指標が出てきたため、利下げシグナルを発信したことを悔やんでいる。