香港最高裁、英国籍判事2人が辞任 政治情勢が理由
ロイター / 2024年6月7日 19時58分
香港司法当局は6日、終審法院(最高裁)の非常任裁判官を務める英国籍のローレンス・コリンズ、ジョナサン・サンプション両氏が辞任したと発表した。香港で2023年9月撮影(2024年 ロイター/Tyrone Siu)
James Pomfret Jessie Pang Greg Torode
[香港 7日 ロイター] - 香港司法当局は6日、終審法院(最高裁)の非常任裁判官を務める英国籍のローレンス・コリンズ、ジョナサン・サンプション両氏が辞任したと発表した。
コリンズ氏は英紙フィナンシャル・タイムズ紙に「香港の政治情勢」が理由と説明した上で、「終審法院と裁判官の完全な独立性について引き続き全幅の信頼を置いている」と述べた。
サンプション氏はロイターに辞任したことを認め、来週声明を出すと述べた。
香港高等法院(高裁)は先週、民主派が香港国家安全維持法(国安法)違反に問われた裁判で、14人に有罪判決を言い渡した。
アンドリュー・チャン終審法院長官は7日、声明で両氏の辞任は遺憾だとし、「全ての裁判官と司法関係者は今後も司法宣誓を順守し、恐れやえこひいき、私利私欲、欺瞞(ぎまん)を排し、法に従って司法を執行する」と表明した。
チャン氏によると、終審法院には現在、香港出身の非常任判事4人と、他のコモンロー地域出身の非常任判事8人が在籍している。
2020年の国安法施行以降、終審法院の判事を辞任する英国籍判事が増えている。
この記事に関連するニュース
-
香港 外国人裁判官が半減 国安法施行を境に 弁護士「法の支配は消え去った」
産経ニュース / 2024年6月24日 17時16分
-
「中国の越境弾圧に制裁を」香港民主活動家3人が訴え 国安法指名手配者の来日会見は初
産経ニュース / 2024年6月20日 16時30分
-
国家安全法律フォーラム開催、一国二制度の堅持と法の支配強調(香港、中国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月17日 12時0分
-
英国籍2人の非常任裁判官が終審法院を辞職(香港)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月17日 1時35分
-
香港の法の支配「損なわれている」、辞任の英国籍判事が憂慮
ロイター / 2024年6月11日 15時20分
ランキング
-
1中国ロケット落下や爆発相次ぐ 住宅街周辺、SNSに動画投稿
共同通信 / 2024年7月2日 20時39分
-
2「伊勢丹」に「モスバーガー」日本企業“中国撤退”の背景は? 「現地化」と「品質管理」で勝負するコンビニも
日テレNEWS NNN / 2024年7月2日 20時7分
-
3韓国9人死亡事故で運転手聴取 「車急発進」の根拠未確認と警察
共同通信 / 2024年7月2日 19時16分
-
4韓国の抗日団体、渋沢栄一の新一万円札に抗議「日帝植民地経済収奪の尖兵」「欺瞞的行為」
産経ニュース / 2024年7月2日 18時10分
-
5ガザ避難民190万人=人口の8割、転々と―国連
時事通信 / 2024年7月3日 7時58分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)