バイデン氏、米国民に民主主義へのコミットメント訴え 仏で演説
ロイター / 2024年6月8日 2時29分
[ポワント・デュ・オック(フランス) 7日 ロイター] - バイデン米大統領は7日、訪問先のフランス北西部ノルマンディー地方で演説し、民主主義へのコミットメントを新たにするよう米国民に訴えた。世界が現在直面する独裁・権威主義と第2次世界大戦時にナチス・ドイツがもたらした脅威に言及した。
バイデン大統領は第2次大戦のノルマンディー上陸作戦の舞台となったオック岬(ポワント・デュ・オック)の崖上で行った演説で、同作戦で戦った米軍兵士らは「ここ欧州におけるロシアのプーチン大統領の侵攻に対し、米国が立ち上がると期待しているはずだ」と語った。
11月の米大統領選で対決する見通しの共和党のトランプ前大統領に直接言及しなかったものの、「最も自然な本能とは、利己的となり、自分の意志を他人に押し付ける。権力を掌握し、それを決して諦めないことだろう」とし、トランプ氏の孤立主義的な傾向を批判した。
その上で「今日われわれがここに集まったのは、1944年6月6日に驚くべき勇気を示した人々を称えるためだけではない。彼らの声に耳を傾けるためだ。彼らはわれわれに、米国が象徴することに忠実であり続けるよう求めている」とし、孤立主義に抵抗するよう米国民に呼びかけた。
6日行われたDデーの80周年式典では、バイデン氏は自由と民主主義の擁護を強く訴えた上で、西側諸国に対し、ウクライナへの支援を続けロシアに屈しないよう求めた。
また、7日パリで行ったウクライナのゼレンスキー大統領との会談では、米議会での対立で対ウクライナ支援の実施が遅れたことを謝罪し、2億2500万ドルの追加軍事支援を表明した。
この記事に関連するニュース
-
米大統領、ロシア侵攻阻止に決意 第2次大戦の激戦地訪問
共同通信 / 2024年6月8日 5時53分
-
侵略者と「闘う義務」 バイデン氏、追悼行事出席
共同通信 / 2024年6月7日 7時15分
-
ウクライナ支援で結束 欧米首脳、Dデー80年
共同通信 / 2024年6月7日 6時49分
-
バイデン氏、ウクライナ支援継続を確約 仏でDデー80周年式典
ロイター / 2024年6月7日 0時51分
-
バイデン米大統領、初の国賓訪仏 ノルマンディー80周年式典へ
共同通信 / 2024年6月3日 17時49分
ランキング
-
1イスラエルが空爆、ガザ市で42人死亡=ハマス司令官標的か
時事通信 / 2024年6月22日 22時34分
-
2習政権が〝死刑恫喝〟台湾独立派による「国家分裂行為」の処罰指針発表 あいまいで広い範囲が対象に
zakzak by夕刊フジ / 2024年6月22日 15時0分
-
3プリゴジン氏が糾弾した前国防相に近い政府高官を次々粛清…プーチン露大統領、世論の批判そらす狙いか
読売新聞 / 2024年6月22日 19時48分
-
4プーチン氏訪朝で「懸念」=日ロ局長が会談―モスクワ
時事通信 / 2024年6月22日 7時34分
-
5右傾化するヨーロッパと左傾化するイギリス
ニューズウィーク日本版 / 2024年6月22日 16時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)