国連、イスラエルを児童への暴力犯罪者リストに イスラエル反発
ロイター / 2024年6月8日 6時29分
イスラエルのエルダン国連大使は、国連のグテレス事務総長がイスラエル軍を児童に対する暴力を犯した犯罪者の国際リストに加えたことを明らかにした上で、この決定を「恥ずべきこと」と批判した。5月撮影(2024年 ロイター/Eduardo Munoz)
[ニューヨーク 7日 ロイター] - イスラエルのエルダン国連大使は、国連のグテレス事務総長がイスラエル軍を児童に対する暴力を犯した犯罪者の国際リストに加えたことを明らかにした上で、この決定を「恥ずべきこと」と批判した。ソーシャルメディアに動画を投稿した。
イスラエルのネタニヤフ首相は、国連は「イスラム組織ハマスを支持する側に加わったことで、歴史のブラックリストに載った」と非難。ただ外交筋によると、国連はハマスのほか、パレスチナ自治区ガザの過激派「イスラム聖戦」も同リストに掲載する予定。
エルダン氏は7日にこの決定に関する正式な通知を受けたと述べた。国連報道官も、グテレス事務総長の事務局が7日にエルダン氏に電話で通知したと確認した。
このリストは、14日に国連安全保障理事会に提出される予定の児童と武力紛争に関する報告書に含まれている。イスラエルのカッツ外相も、この決定はイスラエルと国連の関係に影響を与えるとの認識を示した。
エルダン氏は投稿した動画で「事務総長のこの恥ずべき決定に、私はショックを受けている」と述べた上で 「イスラエル軍は世界で最も道徳的な軍隊だ。この決定はテロリストを助け、ハマスに利益をもたらすだけだ」と強調した。
グテレス事務総長が安保理に提出した児童と武力紛争に関する年次報告書には、児童の殺害、傷害、性的虐待、誘拐または徴兵、援助の拒否、学校や病院への攻撃などが含まれている。
パレスチナ自治政府トップのアッバス議長の報道官は、国連の決定は「イスラエルに犯罪の責任を負わせるための正しい方向への一歩」だと述べた。
イスラエルは、昨年10月のハマスによる攻撃に対し、ガザを支配するハマスに報復。ガザ保健当局によると、イスラエルの攻撃により、3万6000人以上のパレスチナ人が殺害されたとしている。
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